大寒波やってさ
- teapeicoffeead
- 2月18日
- 読了時間: 3分
超寒いわ最近。
クソデカ寒波、何回も来る。
最近、ある人が
「先入観のまったくない音楽が作りたい」
と言って、そしたら
「じゃあこれ聞いてみ」
って言われて、
私の作った音楽を聞いたらしい。
そういう時。
そういった機会に
わたくしめが作ったモノを出してもらえるなんて言うのは、
照れくさいけど超ゼツ有り難いやな。
赤ん坊のような、何も知らない感性
真っ白で、全くの偏りがない状態。
要するに、無垢でありたいんやろうな、と思う。
「先入観がない音楽を作りたい」の人はね。
まぁー…わかると言えばわかる。
誰も足を踏み入れてない、前人未到の創作をしてみたい。
その為に、無垢でありたい。
その思想は共感はできる。
いっとき、自分もそう思う時期があった。
しかしながら、音楽に出会う頃には既に、
「人格という偏り」が既にあるように思う。
加えて、嗜好する芸術、影響を受けた創作。
増えていく知識と、形成された倫理。
誰かの人間性、感性を形作るものは、
生まれた瞬間からそこら中にあるワケで。
現実的な答えをいうなら、無垢であるのは無理やろうな。
いわんや作品、ことさら音楽の創作においておや。
チューニングっていう概念。
音階っていう概念。
どこまで無視できるか…?
どこまでひねくった形にしたとて、
作品として世に出すのなら何かに紐づけられたり、何かの文脈に吸収される。
難解な、プログレッシブな、アヴァンギャルドで
どこまでも自由な。
それは「ただの音」なのか、「音楽」なのか。
自分もここ数年、目指している完成形がある。
「拍のない音楽」がその一つ。
まだ麓にも立ててはおらんが。
個人的に私が抱いている、音楽に対する
こちらからの投げかけ…っていうんかな。
それは、
「自分が面白がれること」を真剣にすること。
「うわー思いついたけど、わっけわからんwwwナニコレww」をマジで取り組む。
原体験的な、まったく洗練されてないアイディアを
そのままぶち込んで、更に重ねて、鍛えて焼き入れて。
何も知らないってのは、確かにデタラメな一発逆転を
引き起こすことはある。
ボードゲームとか。
誰もが「これは悪手やろ」と思って凝り固まってたトコロから
とんでもない答えを引き当てる可能性はある。
しかしやな。
創作ってのはそんな狭くない世界やねんな。
面白いことをしたい、
自分を面白がらせたい、ワクワクしたい
コレ見た、読んだ、聞いた人にもワクワクして欲しい。
要は自分にも、他人にもサービス精神なんよ。多分。
漫画家の山田玲二さんも言うてた。サービス。
創作は人間性である。
コレは20代の頃から変わらん価値観。
人間性とは、サービスの心、真心である。
とか、真剣に思うねんなぁ。このごろ。
いや、多分こういうのって、まっだまだ先長いねん。
多分60ぐらいでやっと俯瞰できるやつやと思うねん。
だからまだまだ楽しむ姿勢でいきますよ。
2025年、よろしく。
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