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風、雷と雨

カゼ、カミナリトアメ
カゼ、カミナリトアメ

吹キ荒ブ嵐
奉ル命
カゼ、カミナリトアメ
カゼ、カミナリトアメ

 

いすかぶし

今日も飛んだや空を渡るあの
叢雲の端をつかまえに
たなびく雲間に言の葉贈れば
俄にぽてぽて返事雨
鶍の夢の跡


風の切る音がふるふるる

劈く響き息巻く猛り
小粋なステップご用心
生き急ぐなよ行き違えば
あの鳥の嘴のように
鶍の夢の跡
風の沈む音ふるふるる

一葉の栞押し花にとめた
いつか約束の吾亦紅
矢庭に手紙したためた返事
宛名は書かずに届けます
鶍の夢の跡
風の踊る音ふるふるる

金毘羅舟舟

金毘羅舟舟追い手に帆かけて
しゅらしゅしゅしゅ
廻れば四国は讃州那珂の郡
象頭山金毘羅大権現
いちどまわれば

大瀬戸のどかに霞が棚引きゃ
しゅらしゅしゅしゅ
金毘羅参りの船脚ゃ軽くて
波間に漂う流し樽
いちどまわれば

象頭のお山の御札を掲げりゃ
しゅらしゅしゅしゅ
逆巻く怒涛もいつしか静まり
舳先にゃはためく大漁旗
いちどまわれば

金毘羅信仰忘れちゃいけない
しゅらしゅしゅしゅ
長曾我部元親神罰恐れて
逆さに建てたる賢木門
いちどまわれば

日本一社の大神様だよ
しゅらしゅしゅしゅ
心を清めて石段八町
登れば桜の花吹雪
いちどまわれば

 

目指せ天竺

鄙びた街並みを一望すれば
屋根には風見鶏
時計塔の丘が見える
今日の風向き教えてくれよ

誰彼構わず意図せん傷を
背負うて叫んだイデオロギー
信じたものの夢希望さえ
誰かに語ってもらわないかんと

ヘラつきニヤつき年老いて
邪魔なオブジェと化すなんて
マジで御免だそいつだけはと
風見鶏が愚痴をこぼした

今から目指せ天竺
なるべく長く夢見たい
身も蓋もなきゃ現実もない
何故自分はここに居るのか
 

トマソンマーチ

生まれた理由を自問自答
くよくよすること二十四時間
そんな俺でもそろそろ

気付いた頃にはこの歳さ

風が吹いた

俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ

机の縁のガラスのコップ
落ちる叫ぶ割れる
誰かの昼寝のその寝息が
唄を紡ぐ颭ぐ

雷が鳴いた

俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ

ガダルカナルで失くしたサンダル
気になる眠れぬ夜が来る
探し回るけど出て来ぬサンダル
意地はる眠れず夜が明ける

雨が止んだ

俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ

取り付く島もない
息つく暇もない
根も葉もない噂もない
Everything be alright

波が凪いだ

俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ

俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ
俺のことはトマソンと呼んでくれ…

 

かぜ、かみなりとあめ

かぜ、かみなりとあめ
かぜ、かみなりとあめ

かぜ、かみなりとあめ
風よ吹け吹け雷落とせ
雨が全部流してくれる
吹き荒ぶ嵐奉る命
かぜ、かみなりとあめ

かぜ、かみなりとあめ
かぜ、かみなりとあめ

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